☆不定期にて更新予定

「工房とんとん」を利用されていた小林あゆみさんが、自身の障がいを客観的に見つめる事によって、変化していく内面の葛藤を、楽しく・切なく語っていくエッセイです。
みなさんの日常にも照らし合わせながら、ご覧ください。

私はケチである

私はケチである。

スーパー行ったらまず見切り品コーナーを物色するし、洋服も基本的にバーゲンで買う。

買い物のあと、帰宅したらまず割引された値札を丁寧に剥がし、元の値段がいくらだったのか目視して、何円お得に買えたかを確認する程度にケチだ。

そんな私だが最近、金額の大きい買い物をした。寝具のマットレスを良質なものにしたのだ。

私は、発達障害と一緒に、鬱病や不眠症、摂食障害など多種多様な症状を持っていて、それらの改善策をいろいろ試してきた。太陽光を浴びる。運動するなど。これらは、効く場合もあったけど継続した効果は得られなかった。何故ならば、不眠症は眠くても眠れない場合があるのだ。


入眠するまでの時間がしんどいので、正直わたしは、寝床が好きではなかった。かと言って、冬にコタツで連日寝ていたら、物凄く体調を崩した。

寝床に向かう足取りを軽くする為、ちょっとでも心地よい寝室にする為に私は、貯金からマットレスの料金、七万円を入金したのだ。

七万円を使い慣れてないので、不思議な達成感があった。マイホームを買う人はこんな気持ちなのかも知れない。


後日、実際にマットレスが届いて、その寝心地に感動した。毎日すんなりと入眠できる・・・とまではいかないが、就寝時間が好きになった。

腰痛と寝起きの不快感は確実に良くなったからだ。

眠りに対する抵抗感が軽減された、とてもハッピーな買い物であった。

レッツ!当事者研究(3) 

●待望の第3弾! 7年ぶりの新刊 「レッツ! 当事者研究2」から7年ぶりの新刊!   当事者研究は、統合失調症や依存症などの精神障害を持ちながら暮らす中で見出した生きづらさや体験を持ち寄り、それを研究テーマとして取り上げます。「問題行動」といわれる状況は、その人なりにつらい状況から抜け出そうとする“もがき”と“つながりの渇望”、さらには対処行動としての意味があり、そこには、「人間としての苦悩」が内在化されている――と当事者研究では考えます。

発行=地域精神保健福祉機構 四六判 310頁 べてるしあわせ研究所 著



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