工房とんとん生活介護に「ミスト浴槽」を購入【桐鈴凛々158号より⑩】

桐鈴会理事長
黒岩　秩子

　先日、岩田基金を使用し、ミスト浴槽を購入しました。
工房とんとんの特殊浴槽が古くなって（11年たちました）いつ壊れてもおかしくないと業者に言われていました。
５００万ぐらいかかるということで、岩田さんからいただいている「岩田基金」で購入したいということになり、理事会を通して、岩田さんからの了承も得て、購入しました。
今までの浴槽のように湯船につかるのではなく、ミスト（霧）で洗うというものです。浴槽に入ることが私にとっては何
よりの健康法なので、どんなものかと心配していましたが、利用者さんは、「浴槽の時には、下からお湯が入ってくると溺れるのではと心配で仕方がなかった。このほうがずっといい」というのです。
そのうえ、職員にとっては、とても操作が楽でいいのだそうです。椅子に腰かけて頭と体を石鹸で洗って、
その腰掛のまま浴槽に入ります。腰掛がそのまま浴槽の蓋になるのです。
利用者さん、職員、すべてがいいというのであれば、こんなありがたいことはありません。