☆毎週金曜18時頃に更新予定

「グループホームホームひまわり」入居者の梅沢将大さんが、毎日の生活の中で感じる、徒然なる日常を詩にしています。
作者を通して見える、世界の見え方を感じてみてください。

掲載日:6月28日(金)

「自分らしくいるために」

元気がないと心配してくれたり
ときに協力してくれる人達がいる
毎日笑顔で交わす言葉で
笑い声はあの青空まで
届きそうで
部屋で感じる
孤独感も悪くない
はやく過ぎる一人時間は
心の栄養剤で
こういう時間があるから
自分が自分でいられる
嫌なことがあっても
誰かに話せたり
だいたい時間が経つと
不思議と忘れている
全部がそうではないけれど・・・
時に不安定になり
涙を流すことも
あるけれど
できることなら
嬉し涙を流したい!
辛いことがあったら
この街のあの丘に行き
大の字に寝そべり
空を眺める
こういう時間は
誰にも必要で
大切なのは自分らしく
いること
自分が皆に支えられて
いるように
自分も誰かを支えられる
自分でいたい!
心は壊れても
また作ることはできる
いつも気のむくまま 心のままに

掲載日:6月21日(金)

「過去から未来へ」

風のように過ぎる時間
そのただなかにいて
緑の木々に囲まれている
並木通りを一人歩く
色々な記憶が頭の中を
駆け巡る
あの場所 あの言葉
あの風景
よくここまできた
心の望む場所
一人部屋の中
静寂に身を任せる
あの頃ではなくて
ようやく今を
生きている
現実がみえたようだ
緑に囲まれている
優しい笑みに包まれ
背中を押してくれる
優しい言葉達
ここから歩き出す
過去を受け入れて
自分がわかったようだ
あとは壁を壊し
騒がしい日々を
生きてゆく
あくまで楽しく
笑いながら







掲載日:6月13日(金)

「同級生」

学校を卒業してどれくらい経ったかな?

共に笑い泣き時に喧嘩もしていたけど
気になってはいるけれど
電話して何から話せばいいかわからない・

今の自分では堂々と同級生に
顔向けできず
でも逢って顔をみた途端に
口から言葉が自然と生まれ
ニコッと笑ってしまうだろ

離れて暮らしてどれくらいたったかな?
共に泣き笑い時に口をきかない
こともあったけれど
気になってはいるけれど
会う勇気がない・・

でも瞳の先には笑い合った
情景がこの街に映る

今の自分なら堂々と同級生に
逢える

また時間をかけてやりとりをして
学生気分に戻った僕達がいた
誰にでも語れない過去があり
触れてもいけない話題もあり
会っても何も話さない同級生も
いるけれど

瞳の中には今でも思い出すと
楽しく笑い合った情景が
生きている

皆元気で生きているかい?
笑えているかい?
今でも話したいことは
山ほどあるから
いつかまた逢って話し
笑い合おう!

掲載日:6月7日(金)

「無題」

あの声を聞くと
あの情景が
あの言葉が
胸に映える
忘れることのない傷像
どこへ思いを巡らせても
冷たい大きな壁が
立ちふさがるだけ・・・
壊せるのは自分自身





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