☆不定期にて更新予定

社会福祉法人桐鈴会 理事長 黒岩秩子が、入居者や利用者の方々からお話を聞くコーナーです。
理事長の軽妙な話術で、日頃あまり話されない方もついつい…。アッと驚くお宝(話)が出てくるかも?
※既に退所された方やお亡くなりになられた方も登場します。ご了承ください。

第1回 ペンネーム「枯れ尾花」さん
(桐鈴凛々77号より 平成23年5月)

<Q 黒岩秩子(質問者) A ゲスト>

Q.
春の屋台デーはどうでしたか?

A.
おいしかったですよ。
私は好き嫌いがあるので、いただいたのはラーメン、お好み焼き、けんちん汁だけでした。でも、お好み焼きは2枚、けんちん汁は2杯でした。


Q. デザートは?

A.
そんなのがあったのですか、私は、日ごろ甘いものはあまり頂かないのです


Q.
そのせいですか?歯がきれいですね。

A.
私は、1本も悪い歯がなく、32本あります。


Q.
エー! そんな人ないですよ。86歳の方が、32本の歯とは!

A.
ここの食事は、柔らかいものが多くて、入ってそろそろ三年になりますが、どうもここにきてから歯の周りの筋肉が弱ったと思っています。歯ごたえのあるものも出していただけたらと思っています。


Q.
屋台デーの余興はどうでしたか?

A.
楽しかったですよ。私も若いころはよく唄っていましたが、今は老化のために唄どころではなくなりました。今はその頃一緒に唄っていた人たちも、ほとんどが亡くなってしまってね。山に行ったり旅行をしたりという仲間もほとんど亡くなってしまいました。気が合う仲間でまだ生きているのは2人だけです。そのうちの一人は、軽い認知症になり特養に入ってしまったのですが、ご主人が、その施設を訪ねた時に電話をくれて、友達とも昔話に花を咲かせています。 こういう所に入る人は、みんなそれぞれ苦労をして入ってくるわけだから、みんなが同じだと思ってきたのに、先輩とか後輩だとかいう人がいて、不思議だと思いました。毎日を穏やかに過ごしていければ幸いです。 私は、去年お風呂で転んで腕の骨を折ってしまったときに、鈴木トシさんや、青木ヨシノさんに背中を洗っていただいたりしてお世話になり、良い友達に恵まれ感謝しています。

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