☆不定期にて更新予定

社会福祉法人桐鈴会 理事長 黒岩秩子が、入居者や利用者の方々からお話を聞くコーナーです。
理事長の軽妙な話術で、日頃あまり話されない方もついつい…。アッと驚くお宝(話)が出てくるかも?
※既に退所された方やお亡くなりになられた方も登場します。ご了承ください。

第2回「食事がおいしい」
(桐鈴凛々78号より 平成23年7月)
今回は毎日心を込めて料理を作ってくださっている、
厨房のメンメンを尋ねました。
※既に退社された方なのでイニシャルにしてあります。

他のケアハウスから鈴懸に移ってこられた方が、一様におっしゃるのは、「食事がおいしい」ということです。
いったいそれはなぜなのか、厨房のリーダーKKさん(38歳)に聞きました。
KKさんは、まず、私を厨房に呼び込んで、壁に貼ってある表を見せました。それは、食べられない食事の一覧でした。

嫌いで、または、薬との相性で、料理メニューの下に名札が貼ってあるのです。よく見ると、一番たくさんの方が食べられないのは「レバニラ」、次が「納豆」でした。レバニラが食べられない人には、魚料理とかを出すといいます。納豆は、薬との関係らしいのですが、煮豆とか、豆腐などを代わりにするとのこと。
ひと月に二回のセレクトメニューというのは知っていたのですが、日常的に食べられない物のときに、それに代わるものを出しているとは!
セレクトメニューは、以前は月1回だったのに人気があるので、月2回にしたそうです。
いつも献立をたてているKKさん以外のメンバー4人にメインディッシュを二つ考えてもらっているとのこと。事前にどちらにするかを申し出てもらって、その数で作るのだそうです。 刻み食があったり、お粥があったり、ご飯も柔らかいのと、こわいのと毎日出ます。
鍋ものも、冬の間は、テーブルに大なべを一つ置いて、みなでつつきます。
「おにぎりが食べたい」という入居者の声から、お弁当の日が設けられました。仕出し屋さんのお弁当入れを買いそろえて、おにぎりのほかにおかずが数種類。これは、月1で人気があります。

これを部屋に持って行って食べる人、隣にある「八色の森」公園に持って行って食べる人など様々。
最近では「豪華弁当」が年に4回つくことになりました。春だったらタケノコご飯に豪華なおかずが付きます。これをもって花見に行ったりします。「豪華弁当」は、入れものからして「豪華」です。

厨房は、2人の男性正職員。 3人の女性パート。(ゼンマイ煮物など郷土料理が得意)※平成23年当時

<Q 黒岩秩子(質問者) A ゲスト>


Q.
ケアマネの資格を取ったんだって?

A.
栄養士を5年やると受験資格ができるんです。簡単に取れるってみなさんを励ましたいから取ってみただけです。


実際彼は、1回目で合格してしまったのです。もう一人の八木は、ヘルパー二級、そして介護福祉士も取ってしまいました。


Q.
どうして取ろうと思ったの?

A.
早いころは、ぼくたちも泊まりをしていたんです。だから、介護のことを勉強しようと思って。


この熱意ある三十代の男性たち二人が、入居者の皆さんの様々な要求を何とかしてかなえたいというけん引力となって、甘すぎる、しょっぱすぎる、のコメントに対応してきたのですね


ヘンテコおばさんと子どもたち: 非常識のハーモニー

不登校の子どもたち、障害児、その親たち、そして夫と七人のわが子…。常に後悔と反省をしながら、新たな発見もした。「大地塾」8年の歩みと半生をふり返る。



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